医療法人ゆずり葉会宮川ホームケアクリニック

当院について

スタッフの集合写真
木漏れ日の背景
Doctor's Greeting

院長ご挨拶

「病気を診る」ということより
「人を看る」という感覚が大切だと思います。

はじめまして。院長の宮川尚之(みやがわ たかゆき)と申します。 日光東照宮のある栃木県日光市生まれです。昭和大学医学部卒業後、一般消化器外科を専攻。人工透析や泌尿器科の仕事に携わった後、岡崎市美合町で在宅医療専門の宮川ホームケアクリニックを開業致しました。患者さんの多くは様々な疾患を抱えており複数の診療科に受診していた経緯をお持ちです。在宅医療を受けるに当たりそれらの疾患をかかりつけ医として一元的に管理することは重要なことではあります。しかしもっと重要なことは、「病気を診る」ということより、「人を看る」という感覚が大切だと思います。患者さんの病気より、その方の生き方を支持できる医師でありたいと思います。 どうそよろしくお願いします。

宮川ホームケアクリニック院長宮川 尚之MIYAGAWA TAKAYUKI
院長の写真
Doctor Profile

医師紹介

宮川 尚之 (院長)

昭和大学医学部卒業後、一般消化器外科を専攻、人工透析や泌尿器科の仕事に携わった後、岡崎市美合町で在宅医療専門の宮川ホームケアクリニックを開業。

経歴

平成 9年
昭和大学医 学部卒業 昭和大学一 般・消化器外科入局
平成 13年
外科認定医 取得末期腎不全 医療(透析治療)を中心に診療
平成 18年
美合クリニ ック(透析専門)院長就任
平成 24年
外科認定医 登録
平成 25年
宮川ホーム ケアクリニック開院

山本 崇正

精神保険医指定医として当院の精神科を担当し、主に高齢者施設の診療を行っています。精神科の専門的立場から意見とアドバイスをもとに診療を進めています。

経歴

平成 23年
名古屋大学医学部卒業精神保健指定医 日本医師会産業医
Clinic History and Policy

クリニックの沿革と基本方針

宮川ホームケアクリニックは、平成25年に開院した在宅医療の専門クリニックです。開院当初は「在宅でも病院と同じ医療の提供を…」という考えのもと、出来る限りの治療を行うことが正しいと考えていました。 しかし、患者さんのご自宅に病院で行っている治療を持ち込む場合、その管理は患者さんご本人やご家族が行うことになります。訪問看護師も協力しますが、24時間の管理は患者さんとご家族の負担になります。その生活は、まるで病院の小さな病室と言ったところでしょうか?しかし開院後しばらくして保険医指導を受けることになりました。 随分と厳しい指導でしたが、これが今まで自分が行ってきた医療を見直す良いきっかけになりました。

余分な医療をそぎ落とし、
その人が持っている『治る力』を助ける医療を

この指導を境に今まで行ってきた医療が本来あるべき在宅医療の姿ではないと感じ、『在宅で本当に必要な医療は何なのか?』と考えるようになりました。自宅に医療を持ち込まないで、できるだけ自然な形で自宅療養…療養でなく「生活できないか」と考え実行に移していきました。そうしていくうちに、作為的に何か〈医療〉をするよりも、あるがままに接していた方がより適切で幸せな生活を送る患者さんに多く出会うようになりました。今まで行ってきた「病院と同等の医療」と真逆の「余分な医療をそぎ落とし、その人が持っている『治る力』を助ける医療」に方針を変えました。

減薬に取り組み、食べること・排泄することを支援します。

当院で行っている医療の例を上げます。 まず「減薬」に取り組みます。初診時にたくさんの薬を内服されている患者さんがいます。飲むことで血液検査の結果が良くなるという理由や、患者さん自身内服している理由が分からないという場合もあります。薬を飲むことで安心できるという患者さんもいます。 しかし飲んでいる薬が本当に必要な薬か分からなくなっている場合や、薬を飲むことで体調を崩している場合もあります。薬に頼らず、患者さんが持つ「治る力」を見定めるためにも、極力薬を減らすことを考えます。次に「食べること」「排泄すること」を支援します。 人間いつかは食事が出来ないときが訪れます。これを老衰の経過といいます。そう考えると、食べられるうちは、美味しいものや好きなものを食べたり飲んだりした方が、余程元気になれると思います。薬でお腹が一杯になっては残念です。それから、排便はとても重要です。「食べて排泄する。」これは生命にとって基本中の基本です。この循環を整えることがもっとも重要で、ここが整うと患者さんはみるみる元気を取り戻してきます。当クリニックは、「自然に」「あるがままに」をモットーに、ほんの少しだけ身体の調子を整える「本当にその患者さんが必要とする最小限の医療」を借りながら、自分の居場所で「快適で幸せな生活を送ること」を大切にして支援していきます。

晴天の草原で車椅子に乗った高齢者を介護する様子の写真
Medical Guidelines

クリニック医療指針

  • 健康診断の結果等の健康管理に関わる相談に応じます

  • 保険・福祉サービスの利用等に関する相談に応じます

  • 訪問診療を行っている患者さんに対し、夜間・休日の問い合わせへの対応を行います

  • 必要に応じて、専門医・専門医療機関を紹介します

  • 他の医療機関で処方された薬を把握し、服薬管理を行います